― 香りと動きで魅せるハーブ編 ―

花をアレンジするとき、ふと「このグリーンが自分の庭で摘めたら…」と思うことがあります。
そんな小さな憧れを形にするために、教室の開校をきっかけに我が家の庭を“カッティングガーデン”としてリガーデンしました。

季節のうつろいとともに、香りや質感の異なる植物を育てながら、
花とともに暮らす時間を少しずつ積み重ねています。

このシリーズでは、庭に植えた植物たちと、それらを使ったアレンジメントをご紹介していきます。
第1回は「香りと動きで魅せるハーブ」です。


香りと動きを添える庭のハーブたち

ハーブは、花材としても個性豊かで、自然な動きや心地よい香りをアレンジに与えてくれます。
香り、色、質感――どれを取っても、ひとつひとつに表情があります。

フレンチラベンダー

ウサギの耳のような花穂が愛らしく、やさしい香りがふわりと広がります。
ナチュラルアレンジにぴったりで、ドライフラワーにしても美しく仕上がります。

キャットミント(ネペタ)

涼しげなブルーの小花が風に揺れ、軽やかな印象を添えます。
やわらかな枝ぶりは花束に自然な流れを生み、アレンジに清涼感をプラスします。

ツリージャーマンダー

銀葉が陽光を受けて輝き、上品な印象を与えるハーブ。
アレンジでは他の花を引き立てる“まとめ役”として欠かせません。

カリオプテリス(ダンギク)

秋に青紫の花を咲かせる、季節感あふれるハーブ。
深みのあるブルーは晩夏から秋のアレンジにぴったりです。

サルビア・ネモローサ

凛と立ち上がる花穂が美しく、アレンジに縦のラインをつくります。
紫の花がグリーンやホワイトによく映え、引き締め役にもなります。

ウエストリンギア

細やかな葉がすっきりとした印象の常緑低木。
枝を数本添えるだけで、作品全体がナチュラルにまとまります。

ローズマリー

清々しい香りと美しい枝ぶりが魅力。
アレンジにリズムを生み、淡いブルーの花がさりげないアクセントになります。


カッティングガーデンで育てる楽しみ

ハーブは、摘んだあとも香りや表情が時間とともに変化していきます。
朝の光の中で香りを感じながら束ねる時間は、花と心がつながるような特別なひとときです。

「育てて、摘んで、アレンジに生かす」――
そんなサイクルが、これからの教室の新しい魅力になっていく気がします。

次回は、庭を彩る低木のグリーンたちをご紹介します。

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